your voice <Wataru.Y>

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車を走らせること15分




案内されたのは繁華街から外れた静かな路地裏






外観もオシャレでちょっと緊張






中に入ると






店員「いらっしゃいませ^^ あ、渉！・・・え、彼女！？」



渉「ち、ちが …あのさ、奥の個室空いてる？」



対応してくれたのは同年代の男の人






どうやら顔見知りのよう






私は2人の会話の半分も聞き取れなかったから笑って会釈を返した私に人懐っこい笑みで迎えたウェイターさん









案内されたのは、白い壁に青い空の絵が何枚も飾られた小さな個室






白い壁に色々なタッチで描かれた青が真っ先に私の目に飛び込んできた








あ「わぁぁ…綺麗・・・」



渉「でしょ？ この絵、色んな画家さんが持ち込んでくるから毎回違う作品が飾られてるだよ」









す、すごい…




吸い込まれるように1枚の絵に引き寄せられていると









渉「…Aちゃん気に入った？ 折角だから座って？ あ、俺の声聞き取れる？」









ゆっくり喋ってくれる渉君









あ「魅入っちゃった…。うん。ゆっくりだったら聞き取れそう。私の方こそ、声のボリューム大丈夫かな？」









そう返すとニッコリ笑って









渉「大丈夫だよ。さ、お腹空いた！オーダー決めよ？」

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