1月の風〜頬に触れるは冷たい何か〜【Monthly Story〜月別の王子様〜】

January wind　　09 ページ11

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転校先のクラスに、凛がいた。

すごく驚かれた。



転校の理由は、"大学からスカウトが来た"と嘘をついた。



凛は喜んでくれた。

その顔を見れてうれしい反面、罪悪感に溺れた。









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宗「山崎宗介です。東京の鯨津高校から来ました」









水泳部に入った。歓迎された。

凛は部長をやっているらしく、俺の世話役も任されていた。









今は違和感はあるものの、一応肩の痛みもない。

ついこの間までやっていたリハビリの成果が出ている。

体調も良好。

不足なんて何もなかった。









愛「は、早い…！！」


凛「通常より上半身が上がってる分、

　 水の抵抗を受けずリカバリーできるから早いんだ。

　 それにあの柔軟な肩は、作ろうと思って作れるもんじゃねえよ。

　 …宗介のやつ…やってくれるぜ…！」









いつばれるか、心配だけどな。

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