検索窓
今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:7,728 hit

その2 ページ3

石の階段を降りて帰っていく剛子に、私は手を振る。


「元気だしてゴリ子ォ、男なんて星の数ほどいるさ!!」


剛子「うんありがとう、でも今度ゴリ子って呼んだらビンタするから!!」


なんだ、元気そうじゃんゴリ子。あれなら彼氏もすぐ見つかるだろう。


「私のお陰か……なんつって。」



そんな冗談を呟きながらも自宅に戻ろうとすると……


ピチャッ



水が落ちる様な音が頭上からする。



触れてみると、それはやっぱり予想通りのアレだったようで……


「最近のカラスは本当にタチ悪いわね…一体どういう教育受けてんのよ」


あーもう最悪、早く風呂入って着替えよう。



だが、その時……



?「…フッ、人を呪わば穴二つだ」


誰かの低い声が上からする。


「……ッ!?」


―――見上げると、そこには不思議な真っ白のカラスが一羽とまっていた。


カラス「小遣い稼ぎの為に人を呪った報いよ…

みだりに外法に手を出すと身を滅ぼすぞ、小娘」



な、何コイツ……!?



白いカラス…しかも、



喋っ……た……?



「うがあああぁぁっ、化け物ォォォ!!!」


カラス「!!」


―――私は思わずビビってバットをカラスに向かってぶん投げる。



カラス「ぎゃふっ!!」


すると奇跡的にも命中。


よし、このまま逃げれば……


って、


「なっ…?!」


フラフラ、と上から降ってくる物体に、私は思わず二度見する。



――なんと、さっきのカラスは人間に変わっていたのだ。

その3→←第一話『はじめましてカラスさん』


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (14 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
19人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:勇者の人 | 作成日時:2021年2月27日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。