land13 ページ13
「もう、おしまいだ。」
口からはその一言しか言えなかった。
大嫌い、こんな世界。
何で、私は気楽に遊んでたの?
馬鹿だ。
遊んでたって意味ないんだ。
あの時、遊園地なんて行かなきゃ良かったんだ。
居場所なんて此処じゃない。
家に帰りたいよ。
「嘘じゃないよ。昨日も、遊んでた子供が死んじゃったんだよ。観覧車から落ちて。
観覧車は不自然に直っちゃってるけど。この遊園地はね、危険だよね。
モノクロで、今何時かも、解らない。モノクロのせいで、何が何処にあるのかも不明だし。」
―――危険だ。
此処でおじいちゃん、おばあちゃんになるまでいる、というわけじゃないんだ。
この遊園地はおかしい。
事件を起こして人を殺すというのか。
私も、いつか、そういう事件に巻き込まれて、死ぬのか。
そっか、そっか。
あの時、笑ってられなかったよ。
笑ったせいで、こんな目に合うんだ。
神様、こんな悪いことして御免なさい。
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作者名:ルリ☆アイス | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/ANJUANJU/
作成日時:2014年1月8日 14時