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第二十一話 ページ21

「ん...あれ?、赤葦クンじゃん。どうしたの?」


「質問してるのはこっちです。」



赤葦の姿を確認すると、にやっと口元を
吊り上げた黒尾。

そんな黒尾と、表情には出さないが
確実に、そして何故か機嫌が悪い赤葦を交互に
見つめて、彼女は顔を青くする。




あれ、なにこれやばいんじゃない?




なんて考えながら。






「えー、...なんでそんなコト教えて欲しいの?」


挑発するように言う黒尾様を睨みながら、
心の中で『やめろおい』と突っ込む。



お客じゃなかったら
彼女はほんとに殴りかねない。



「...俺が知りたいからです。」


「ふはっ、そうくる?」



どんどん二人の中で会話が進んでいく。

けど私だって質問したいことがたくさんある。
なんで赤葦様がいるのかとか、
黒尾様はなんで離してくれないのとか。



「そういきます。」


「...へぇ。」



その時、スっと私から黒尾様が離れた。

え、何故?よっしゃなんだけどさ。


すっかり考え込んでいた私は、
離すに至った経緯が全く見えなかった。




「相っ変わらず無表情で何考えてるかよく分かんねぇけど、」


へらへらとしたその言葉に
分かりづらいが赤葦様の顔が険しくなる。



でも次の瞬間。


「...邪魔だけは、すんなよ。」


「...っ...」



へらへらとしていた黒尾様は、もういなかった。



見上げるように見つめたその後ろ姿、
表情は決して見えないけど、何処かピリリとした
威圧感を感じて、片手で自分の肩を抱き寄せる。




重苦しい空気がのしかかって、
何処かここから抜け出せる緒はないか、と、
先ほどまでの疑問を捨てて、辺りを見回したりして考える。





すると、




「...っ!」



ここから十数メートルか先の角から、
手招きをする男の人の姿。

その目はしっかりと私を見ていて、
口は『早く』と言っているかのように
パクパクと動かされていた。




...灰色の、髪?
どっかで見覚えが...



ま、今はいいや。とりあえず逃げること最優先!!



ゆっくりと立ち上がり、
音を殺して何十歩か歩いた後、振り返り、
もう大丈夫かな。と判断して思いっきり走った。



「えっ!?」


「ちょっ!!」


後ろでは困惑の声が上がるが、
私は振り返る暇なく走る。

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- 黒尾鉄朗がっごいいいいい (2015年3月21日 9時) (レス) id: 6d17eb9fea (このIDを非表示/違反報告)
りっさん - 夜久さん素晴らしいです。グッジョブです!! (2015年3月18日 22時) (レス) id: 9319e60931 (このIDを非表示/違反報告)
- 第29話の三行目の黒尾様が__ってところ黒男様になっています!あ、これわざとでしたか??でも気になったので指摘してしまいました;;; (2015年3月15日 16時) (レス) id: 0fb612002d (このIDを非表示/違反報告)
星月夜(プロフ) - かよさん» 本当ですか!!?もうその一言だけで今胸がいっぱいになりました。ありがとうございます...! (2015年3月15日 11時) (レス) id: c4da7f23ba (このIDを非表示/違反報告)
星月夜(プロフ) - 7時さん» 嬉しいです...!ありがとうございます!!赤葦さんかっこいいですよね(笑) な、殴られました!?さらっと言ってますが大丈夫ですか!?(笑) 更新頑張ります!! (2015年3月15日 11時) (レス) id: c4da7f23ba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星月夜 | 作成日時:2015年2月26日 12時

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