episode34 ページ35
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顔を真っ赤にするAを見て、アンジェリーナとアリシアはクスクス笑うと、好きな服は何かだとかあの授業はこうだとか他愛もない話で盛り上がる。
これを一般的には女子会と言うのだろう。
アンジェリーナやアリシアの恋愛の話を聴きながらAは、双子への感情に少しだけ胸が傷んだ。
──……好きだとか、そういうのじゃなくて……甘えすぎなのよね、きっと。
『……はい？今、なんと？』
Aは驚いた顔をしていた。
目の前に居る男は正反対にとても真顔だ。表情を崩さない男、スネイプ。
「……忠告しているのだ。夜、フラフラと歩き回らないことだ」
『……出回っていません』
「吾輩が知らないとでも？ウィーズリーの双子とよからぬ事をしようとしているのは、見抜いているぞ。……死にたくなければ大人しくしていることだな」
スネイプの鋭い瞳と言葉の意味がよく分からずにいた。
もしかして禁じられた森へ行こうと計画しているのが、バレているのかなんて考えていたがハーマイオニー達から聞いた話を思い出す。
もし、それが本当だと仮定すれば何かをしてくるつもりなのかと疑う。
──クィディッチでスネイプが呪文を掛けていたとしたら……あたしも何か狙われている……？
『……ありがたくそのご忠告、胸に留めておきます』
そう告げるとスネイプはフン、と鼻を鳴らし去って行く。
『──何かあるのね、禁じられた森にきっと』
小さく呟いた言葉は誰にも聞かれてはいなかった。
────
楽しいクリスマス休暇がやってきた。
今年は双子が居ることでとても楽しかった。寂しくもなく、騒がしく過ごしていたがフラメルについて静かに調べるもそれらしいものはない。
そんな中、男子寮へとやって来ていた。
『……チェスって難しいのね』
ロンがチェスをやっていたのを見て、真似してやってみたが当然チンプンカンプンだった。それは双子もらしく。分からないまま「チェックメイト！」なんてポーズを決めて言っている。
そんなフレッドとジョージを小さく笑いながら見ていれば、ベッドに座る。両サイドに引っ付くように座る双子に、狭いと告げるが無視された。
『ねえ、ずっと思ってたんだけど何で初めて会った時、あんなに話しかけてくれたの？』
Aの問い掛けに２人は考える素振りを見せた。
苦笑しては、知識の無さに落ち込んだ事を思い出す。
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高菜(プロフ) - あおさん» わわ、こちら誤字でした(´;ω;｀)「魔法」ですね。修正しました！ご報告ありがとうございます。助かりました。 (2021年12月18日 20時) (
レス) id: 5d2279693e (このIDを非表示/違反報告)
あお - な方？ (2021年12月18日 19時) (レス) @page37 id: 46efee1d0c (このIDを非表示/違反報告)
高菜(プロフ) - 星空夢月さん» 読んでいただき、ありがとうございます！わー！すみません、ありがとうございます！修正しておきます。誤字報告助かります！ (2021年12月11日 13時) (レス) id: e272390ee5 (このIDを非表示/違反報告)
星空夢月(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます！エピソード41の始めの文のところが、名前になってます！！ (2021年12月11日 11時) (レス) @page42 id: 335f3bf1dc (このIDを非表示/違反報告)
高菜(プロフ) - 不死川さん» 読んでいただきありがとうございます！大好きと言っていただけて、本当に嬉しいです。長いお話にはなりますが、最後までお付き合いしていただけるよう、頑張ります！ (2021年12月9日 15時) (レス) id: e272390ee5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高菜 | 作成日時：2021年12月4日 21時
