MoNoChRoMe27 Fin. ページ29
ジョゼフ「おや？まだ着替えてなかったのかい？」
「あ、すみません。なんかちょっと休憩したくて。」
ジョゼフ「そうか」
そう言いジョゼフさんは私の近くまできてベッドへ腰を下ろす。
そのまま頭を撫でられる。なんだこれ。
かなり恥ずかしい。
「あ…あの、ジョゼフさん…私そろそろ着替えまｓ…」
ジョゼフ「Aは、どうしてここへ来たんだ？」
「え…」
ジョゼフ「そういえば聞いたことがなかったと思ってな」
「大した理由はありません。締切に追われて漫画を描く楽しさがわからなくなって、自由が欲しかった。自由に過ごしたかった。それだけです。」
ジョゼフ「そうか…」
「ここにきて正解でした。何も考えず、毎日楽しいです。みんないい人ですし」
そう、ここの人はみんないい人。
毎日楽しい。
そして今はジョゼフさんがいる…
ジョゼフ「なら、今後Aに自由は無いかもしれないな」
「え…？」
ほんのりジョゼフさんが笑った。
なんだかすごく、意地悪な笑みだ。
ぼーっとジョゼフさんを見つめていると
気が付けばジョゼフさんは私の上にいた。
見つめる先にはジョゼフさんとその奥に天井が見える。
ジョゼフ「私はこう見えて嫉妬をするよ。だからAに自由は無いかもしれないな」
そう言いながらそっと口付をされる。
なんだ…そんな事……
「それくらいの不自由、受け入れてみせますよ……ジョゼフ」
そっと首に腕を回し引き寄せて、今度は私から口付る。
急に呼び捨てにしたから少しだけ驚いているジョゼフ。
ジョゼフ「ははっ…やられたな。……期待しているよ、My sweetheart」
色の無い退屈で不自由な毎日
嫌気がさして自由を求めて来た先で
私は色のついた楽しい不自由を手に入れた。
MoNoChRoMe Fin.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 147人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「第五人格」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
姫里(プロフ) - みにまぁむさん» ありがとうございます！更新遅めですが頑張ります！ (2019年9月10日 14時) (
レス) id: 2195544f6a (このIDを非表示/違反報告)
みにまぁむ(プロフ) - 愛おしいっジョゼフぅぅ！！これからも頑張ってくださいね！ (2019年5月2日 15時) (レス) id: e41ca28f77 (このIDを非表示/違反報告)
姫里(プロフ) - Trickさん» ありがとうございますっ！！そういって頂けるとこれからも頑張れます(*^_^*) (2019年3月13日 9時) (レス) id: 2195544f6a (このIDを非表示/違反報告)
Trick - このストリーめっちゃ好きです!もう、キャラ達が、良きすぎて、やばい(語彙力)。無理ない程度に頑張ってください！ (2019年3月13日 6時) (レス) id: e10fe6505d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：姫里 | 作成日時：2019年2月26日 15時
