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名前 ページ7

『すみません……』


あれからゆっくりと体に力が入ってきた私は、まずこの男性に謝った。



「別にいいよ。怖がらせちゃってごめんね。」
と、その謝罪に対して男性は、笑顔で軽く受け流してくれたけど……。

(怖かったとはいえ、初対面の相手に向かって泣くって……失礼すぎだよ、私…。)

私が遠慮しながら
『いえ、そんな。』
というと男性は柔らかに"にこっ"と笑いかけてくれた。



(さっきとは違う。私こんなやさしい感じの人に…
…まぁさっきは怖かったんだけどね。

…でもなんだか、あんまり疑えなくなっちゃったかも。)





男性はまだ柔らかいやさしい顔のままだ。
私は安心して男性に質問した。

「あの、そういえばお名前、…その、なんておっしゃるんでしょうか?」

そういえば本当に、私は彼の事を男性としか知っていなかった。
見た目は若そうだけど…自分より年上なことは分かる。

パニックになって周りが見えていなかったので忘れていたが、いまだに周りは謎の空間これに尽きている。
ここから脱出するなら、この男性の名前くらい知っていなくては不便だと感じたのだ。




「僕?僕は………椿だよ。」



『椿、さん…。』
「うん、椿。」



私が『椿さん』というと、彼は嬉しそうににっこりと笑った。

(名前呼ばれるの、好きなのかな?)

椿さんのその顔を見ると、もっとたくさん彼の名を呼びたくなる。
(笑顔…綺麗。)







『あの、椿さん。私は…



「ああ、大丈夫だよ。」え?』


私が自分の名前を名乗ろうとすると、椿さんは私の言葉を遮った。

そして、私の頭にはてなマークがついてるのが見えでもしたんだろうか、椿さんは私をじっと見て、ゆっくりと口を開いた。







「僕、君の名前知ってるから。




 城田A。
 僕の兄さんの主人の妹だ。」

いふ→←笑い声



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設定タグ:SERVAMP , サーヴァンプ , 椿   
作品ジャンル:恋愛
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MONO(プロフ) - いつもより少なくなってしまいました。。これからノリを取り戻していきたい(汗) (2018年8月8日 15時) (レス) id: 03d58460ad (このIDを非表示/違反報告)
MONO(プロフ) - つばきゅんベルベル☆★☆★さん» お褒め頂き感謝です………!、とても嬉しいです…!!(感激)これからも頑張ります!!! (2018年4月17日 19時) (レス) id: 457fc45337 (このIDを非表示/違反報告)
つばきゅんベルベル☆★☆★(プロフ) - 面白い!!これからも頑張ってください!とてもいい小説ですね!( ^ω^ ) (2018年4月17日 15時) (レス) id: 4b01881c6e (このIDを非表示/違反報告)
MONO(プロフ) - うわ〜〜〜〜〜作者の脱字が凄い〜〜〜〜〜(汗) (2018年4月14日 18時) (レス) id: 457fc45337 (このIDを非表示/違反報告)
MONO(プロフ) - 火鞠さん» 作者が現在多忙なので、出来る限り出来る限り早め更新するよう努力しますね!! (2018年4月14日 18時) (レス) id: 457fc45337 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:MONO | 作成日時:2018年4月13日 16時

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