63日目 ページ30
連れて来させられた場所は教室とは離れた廊下だった
照明もついていなく、薄暗い廊下
A「っあろま！！ どうしたんだよ！！； いっ…いた…！」
強く握られている手首
けれどあろまは、そんな私の声などお構い無しに足早で進んで行く
ドンッ
A「…いっ……？！」
止まったかと思えば、思いっきり壁に打ち付けられた
しかも両手首を掴まれている状態
あろま「お前、これ解いてみろよ」
A「なっ…？！」
私はあろまの手からなんとか逃れようとした
しかし高校二年生の男子の力にかなうはずもなく、逃れる事は出来なかった
あろま「無理だろ？」
A「な…、なんなんだよいきなり！！ 何がしたいんだよ？！；；」
あろま「それはこっちの台詞だ！！」
A「っ？！？(ビクッ」
いきなりの怒鳴り声に身体がビクついた
あろま「お前…、女のクセになんでこんなとこにいやがる」
……………………え？
うそ………、な…なんでバレてるの？！？
A「なっ……なんで…？！」
あろま「さっきお前を寮にえおえおと迎えに行った時、お前とお前の父親の会話を聞いちまったんだよ」
A「えっ…えおえおもいて…？！？」
よりによってこの二人にバレるなんて…！！
あろま「お前何が目的なんだよ。男装してまで男の見返りが欲しいのか？」
A「ちっ違う！！！ そんなんじゃない！！ て、転入してきた時に父親が海外に行ったから寮に入れられたって言っただろ？あれは本当なんだ！！；」
あろま「じゃあなんで男子校なんだよ」
A「そっそれは、この辺で寮がある所はここしかなくて…それで理事長がお父さんと友達だから許可してくれたらしくて……」
あろま「はぁ？！ なんだよそれ？！先生達もグルって事かよ？！」
A「そっ、それは…！！」
あろま「………………出てけよ」
A「……え…………？」
あろま「ここは女がいていい場所じゃねぇんだよ！！ 俺の手も振り払えなかったくせにこの先どうすんだよ？！ さっきみたいな事だって絶対あるし、そのうち絶対女だってバレるぞ？！
………………早く出てけよ……俺は女と同室なんか絶対無理だからな！！早く出て行け！！！」
そうひとしきり怒鳴ると、あろまは教室の方へ去って行った
A「………っ……うぅっ…」
私はあろまに嫌われた事が、ただただ悲しかった
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はすにゃん - 更新停止っ…うわぁぁああああ← (2016年10月15日 20時) (
レス) id: a55a46661a (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - 頑張ってください！！この続きが気になって...(( それと、凄く面白いです!!(( (2016年8月8日 0時) (レス) id: 08d2e32719 (このIDを非表示/違反報告)
しふぉん@堕天使(プロフ) - ﾝﾋｨｨｨｲｲww女ってバレたつらぁぁああ↑↑wwww と叫びつつニヤニヤしつつ読ませていただきました(変態) 更新、頑張ってください！！めちゃんこ応援しまくりますぅぅうううううっ！！！ (2016年6月20日 23時) (レス) id: e202bc62ee (このIDを非表示/違反報告)
あきんこ(プロフ) - この小説とても面白く、大好きです！ゆっくりでもいいので更新していただけると嬉しいです (2016年4月24日 18時) (レス) id: b771d51abf (このIDを非表示/違反報告)
ゆうか(プロフ) - いやいや打ちきりとかやめてくださいよ！楽しみにしているのに！ (2016年4月23日 16時) (レス) id: 5a0ebc7e3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タケ | 作成日時：2016年1月28日 22時
