二刀流は大型犬と大差ない

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⚠︎注意⚠︎
○実際にいる方々を題材として書く際、現在MLBなどで起こっていることに準じて書くことが難しいので実際には無い試合や時系列とか無視しまくってる作者の全くの妄想がお話に登場しますがご了承ください！
○野球は勝ち負けや敵味方のあるスポーツですが、決して現在活躍されている選手やチームを貶すような意思はないことをご了承ください！
○作者も最近野球にハマったばかりなので、色々勉強中です。間違っていたり知識が追いつかず不自然なお話の流れになってしまうこともあると思いますが、どうか暖かいご指摘をお願いします。


長々と失礼しました！下から本編です！↓↓↓






4月から開幕したレギュラーシーズン、同地区のチームとの試合で出来るだけ白星を上げたい中。


アスレチックスやマリナーズなどと試合を混じえ、俺も何本か打って好調な感じ。


今日はマリナーズとの3試合目。

昨日は勝利を収めたので今日もそれに続きたいところ。





試合が始まり、3回裏。

攻守交替で俺がバッターボックスに立つ。


ピッチャーの動きをしっかり捉え、ここだと思うところ目掛けて振る……つもりだったのだが。

相手から投げられた豪速球がキャッチャーミットに吸い込まれることはなく、俺の顔面スレスレを通った。



反射で避けたはいいものの、あと少しで顔を強打していたかと思うとヒヤリとする。


どういうつもりだ？と相手を睨みつつもバットを握る。


次こそは、と振るがやはり速い。

今度はキャッチャーミットに吸い込まれ鋭い音がなる。


クソっ、と口から漏れそうになるも慌てて気を引きしめる。


カウント1-1で迎えた3球目。ボールがまたもや大きく逸れてふくらはぎのすぐ近くを通る。

まぁ、野球をやるからには付き物だし。当たってもいないし故意なのかも分からない今は気にすることじゃない。


大きく深呼吸をひとつ。

今頃エンゼルスのダグアウトが不穏な空気に包まれていることも知らずに俺はピッチャーを見すえた。

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