公子の妹【原神】

20話 ページ21

空「今日、実はモンドに行くんだ」

パイモン「もし璃月がいいなら他のやつに頼むけど、

Aが行きたいならモンドに一緒に行かないか？」


と、いうわけで


旅好きな私の回答はもちろんYES


久しぶりに風神の治める土地、モンドに行くことに


璃月を回ったらモンドに行こう、と思っていたので、今回行けることになって少し、いやすっっっごい嬉しかったのだ


行く途中、モンドの特産品である風車アスターやセシリアの花、イグサやヴァルベリーなども見えて、思わず写真を撮ったりしてみた


写真を撮るために立ち止まったり、少し道からズレたりしても、優しくいいよ、と言って待ってくれた空くんとパイモンちゃんには感謝しかない


そんな2人とのお話の中で、私たちに共通の友人が居ることも、お気に入りの場所が同じだったことも分かった


2人の会話を聞いていると、本当に人脈が広いことが分かって、とても面白かった


風神と仲が良い…？知り合いなのは…まあ、私もそうだからあまり驚かなかったのだけれど


そもそも空くんの旅の目的は妹ちゃんを見つけること


自分達を離れ離れにさせた神を見つけるためなのだ


そりゃ七神コンプリートしなくちゃね、と軽く笑ったが


兄妹と離れ離れになるなんて、不安でしかないはずなのに


なんで空くんはそんなにも明るく、人助けができるのだろうか


私には不可能なこと……でも、それができる彼ならばきっと、妹ちゃんを見つけ出せるはず


パイモン「もうそろそろでモンド城なんだぞ！」


『お話してたらあっという間だったね〜

最初はどこに行くの？』


空「最初は騎士団の方に行って、ジン団長に挨拶しに行ってくるよ」


『私は騎士じゃないからな……先にディルックさんのところに行ってるよ！

アカツキワイナリーだったら私1人でも大丈夫でしょ？』


空くんとパイモンちゃんは少しだけ考えたそぶりを見せた後、それなら大丈夫だとオッケーを出してくれた


私たちは目の前にある、モンド城へと繋がっている橋の前で別れを言い、


私はアカツキワイナリーへと進み始めた

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