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ワンオブゼム・リリィ ページ2

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その後案の定切れ芸を披露した北浦先輩が理事長先生が「やはり君は副会長に勝らないね」とか何とか言われ自慢の顔を般若にしたことにより生徒会メンバーは慌てて退出。
因みに梅竹先輩は引いてたし月島先輩も藤宮先輩も大変面倒くさそうな、苛々したような顔をしていた。多分あの場で平然としていたのは私と理事長先生だけだ。


「はぁ…生徒会入って3日しかたってないのに…急すぎるよ…」

「今回ばっかは笑えねーよなぁ。しかも1週間後って…俺らにも心の準備ってものが…」


深いため息を吐きお腹を抱えるようにする藤宮先輩の背中を軽く撫でながらモーゼの十戒のように綺麗に人が分かれた道の真ん中を廊下を歩く。いつ見てもすごい。


「赤塚高校…か。不良校で有名なところ、だよね。ちょっと心配だな」

「梅竹君っ、私のこと守ってね…?」

「んん、一応護身術とか習ってるけど…正直喧嘩三昧の不良に勝てる気は、しないから…」


ぴったりと腕にくっつき上目遣いでモーションをかける北浦先輩。あれが噂の当ててんのよ…。しかし残念なことに梅竹先輩には効いていないようだ。
まあ先輩好きな人いるらしいしな。好きになってそろそろ1年たつって嬉しそうに言ってたし、好かれている人は大層幸せ者だ。…恋愛、かぁ。


「…なあ、四月一日はどう思う?今回のこと。お前は去年から生徒会入ってたし多少の無茶ぶりあったらしいじゃん。それに理事長からも気に入られてるし、なんか聞いてなかったのか?」


不意に月島先輩が問う。むちゃぶり…あったなぁ。でも、正直今までのことなんて今回のことに比べれば全部些末なことに思えてくる。
というより、今回のことは異例中の異例だ。まだ麒麟学園とか常盤学園に視察に行くならまだしも、赤塚高校だって?大切にしているという割には随分なところへ放り込むものだ。矛盾である。


「聞いてませんね、全然全く。初めて聞きました。私もかなり驚いてるっていうか…」

「全然驚いてるようには見えないよ…流石万年全国トップ様…」

「そんな褒めないでくださいよぉ」


きゃー!A様ー!素敵ー!と腕に引っ付いてきた藤宮先輩。も〜〜当たってる〜〜……。
でもそんな藤宮先輩は私から逆に抱きしめ返せばびしりと顔を真っ赤にして固まった。…先輩同級生と結構ハグしてるのになぁ…私のことそんなに良く思ってないのかもしれない…つら…。
傷心しているとベホマラーという優しい月島先輩の声が聞こえた。いやこの場合はベホマです。

下に恐ろしきは太陽神→←超絶ミラクル天才ウルトラハイパーエリート生徒会様(爆)



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設定タグ:おそ松さん , 喧嘩松 , 学生松   
作品ジャンル:アニメ
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ライム(プロフ) - すみません、お返事するの遅くなりました。容姿設定があるんでしたら、そちらもお願いします!注文多くてごめんなさい。そして、ありがとうございます! (2018年11月29日 1時) (レス) id: 928e00f70d (このIDを非表示/違反報告)
のか(プロフ) - ライムさん» ライム様初めまして。コメントありがとうございます!設定ですね!固定してもいいものかとふわっとしか書いていなかったのですが書かせていただきます!容姿設定等も欲しいですかね…? (2018年11月19日 13時) (レス) id: c9d62b7793 (このIDを非表示/違反報告)
ライム(プロフ) - お話的におもしろいです!だけど、もっと登場人物が分かりやすいように設定とか書いていただいたらお話がより分かりやすくよりもっと楽しめると思いますので。お願いします(土下座)。 (2018年11月19日 4時) (レス) id: 928e00f70d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のか | 作成日時:2018年9月26日 11時

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