検索窓
今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:258,354 hit

16 ページ18

.









仕方ないから、

岸くんに電話して

お会計をして出てきてもらった。



「ごめんね。お金、あとで払うから。」


岸「いいって。永瀬からは後でもらうけど。」


「ふふ、私も払うから。」


岸「んー…ん、ありがと。」


「それより、この子、どうしよ…」



私に被さる永瀬くんの背中をさする。



岸「俺連れてく。…あ、でも家知らねーや。」


廉「あー、岸さんやないっすか〜。

どしたんすかぁ〜?」


岸「これじゃ、家の案内もできなそうだな…」


「うん。笑

私この前送ってったからわかるよ。」


岸「A1人に任せらんねーし

一緒に行くか。」


「うん、そうだね。」



岸くんに永瀬くんを抱えてもらって

歩いて駅に向かった。



「この前は岸くんが潰れちゃって

今回は永瀬くんが潰れちゃった。」


岸「その節は、申し訳ございませんでした。」


「ふふ、全然いいよ。

岸くんの寝顔も見れたし。」


岸「黒歴史だわ、まじで。」


「なんで?可愛かったよ。」


岸「ははっ、嬉しくねーよ。」



そう笑う岸くんの横顔は

やっぱりかっこいい。



「…さっきね、永瀬くんに告られた。」



何を思ったのか、

気づいたら、そんな言葉が出ていた。



岸「…そっか…」


「…ハグされた。」


岸「…うん…」


「ごめん。興味ないよね。」


岸「……」


「……」



そのあと、なんとなく気まづくなって

ほとんど会話のないまま

永瀬くんを送り届けた。



きっと私は、

岸くんに引き止めてほしかったんだ。

俺にしとけって、言われたかったんだ。

だけどそもそも、岸くんが

私のこと好きだなんて

そんなことわからなかったのに

なに勝手に自惚れてたんだろう。









.

17→←15



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (441 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
900人がお気に入り
設定タグ:永瀬廉 , 岸優太
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆもちゃ。(プロフ) - あやさん» ありがとうございます!期待に添えるように頑張ります!( >ω< ) (2018年5月28日 18時) (レス) id: 8a3dc3d2c2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆもちゃ。(プロフ) - くるみさん» 嬉しいです!ぎりぎりまでこじらせていきたいと思ってますのでお付き合いください(^_^)笑 (2018年5月28日 18時) (レス) id: 8a3dc3d2c2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆもちゃ。(プロフ) - ししまるさん» ありがとうございます!頑張ります!(p`・ω・´q) (2018年5月28日 18時) (レス) id: 8a3dc3d2c2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆもちゃ。(プロフ) - ちょなつさん» ありがとうございます!嬉しいです(´∀`) (2018年5月28日 18時) (レス) id: 8a3dc3d2c2 (このIDを非表示/違反報告)
あや - このお話大好きです!とても面白いです\(*´▽`*)/更新待ってます! (2018年5月21日 15時) (レス) id: 05ff465bea (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ももも。 | 作成日時:2018年5月4日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。