同じクラスなだけ (ページ34)

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深澤「なになに、和泉ちゃん頑張るの？？？」

なんて渡辺くんの言葉に興味を示す深澤くん。

「いや、、その、」

渡辺「は？なに、決意は嘘だったのかよ」

「私、一言も頑張るなんて言ってないもん!」

渡辺「だからお前のこと、、、」

深澤「なべ、それ以上はストップ」

二人で言い合いになってるとそこに入ってくる深澤くん。

深澤「和泉ちゃん、少しぐらい俺たちのこと頼りにしていいんだよ。」

深澤「おれは、和泉ちゃんのこと助けたいと思ってるからね。ね、なべもでしょ？」

なんて。

渡辺「…………まぁ、そういうこと。」

ぽつりと呟く渡辺くん。

「うん、、、ありがとう、」

やっぱりこっちから離れてもなんだかんだ見ていてくれて。

何かあったらすぐに助けてくれる。

普通に「助けて欲しいです」って言えば簡単なのに

クラスの目が怖くて、

人気者の2人の足を引っ張りたくなくて

「でも、ほんとに大丈夫だから。ありがとう」

なんて言って私は自分の席に戻ってしまうんだ

急に座席に戻ってしまったからふたりが今どんな表情なのか見れない。

「あいつのこと気にせず遊びに行こうよ！」

なんてクラスの女の子たちがふっかとなべをさそってるのがわかる。

女の子たちに連れられて行ってしまうその姿を見ることしか出来ない。