神様に恋をした ページ18
sha side
トクン。
俺は、恋をしてしまった。
一目惚れ、とういやつだ。
透き通った綺麗な髪。
潤んでいる綺麗な瞳。
ピンクの綺麗な唇。
雪のように白い肌。
「綺麗...」
その子は、皆から人気で、優しい人だった。
モブ「なぁ、シャオロン！隣のクラスのAさん、知ってるか？｣
「？誰？｣
モブ「Aさんはな！隣のクラスの美人さんなんだ！それに、めっちゃ頭いいし、運動神経もいいらしい！完璧な人っていう噂があるくらい！｣
「そうなんか」
モブ「それでな！彼氏いないらしいんだよ！」
「告るん？」
モブ「もちろんに決まってるだろ！振られるかもしれないけど...やってみて損は無い！」
「頑張ってな」
モブ「え〜...もうちょい興味持てよ〜...あ！そうだ、今から会いに行こう！」
「は？」
モブ「大丈夫大丈夫！Aさん、優しいし！｣
「...わかった」
モブ「よっしゃ！行こ！」
そう言い、隣のクラスに移動した。
モブが帰ってくると、そこには、
あの時の子がいた。
間違いなく、あの子だ。
日の光が当たり、
透き通った綺麗な髪が輝いて、
潤んでいる綺麗な瞳は、吸い込まれるような綺麗な瞳だった。
トクン。
あぁ、やっぱ。
再度確認した。
あの子の事が好きなことを。
モブ「シャオロン！」
「？な、なんや？」
モブ「いや、ぼーっとしてたから...」
「あぁ、ごめん」
『あっ、えっと私は...』
モブ「シャオロンを紹介するために呼んだんだよ！こいつはな〜！良い奴だよ！なんせ、俺の友達だからな！」
『あはは...』
モブ「ほらシャオロン！自己紹介！」
「え、あ、シャオロン...です...」
『私は､Aだよ！えっと、よろしくね(ニコッ』
顔が熱くなるのがわかった。
綺麗や...
『シャオロンさん？』
「！」
またぼーっとしてたんかな...
『顔赤いけど...熱あるの？』
そう言い、おでこに触れた。
...おでこに触れた...？
「？！」
また、顔が熱くなるのがわかった。
『え？！大丈夫？！』
「あ、だ、大丈夫...」
『シャオロンさん...保健室行っとく？』
「いや、大丈夫。...あと、さん付けとかいらんで」
『そうなの？...じゃあ、私の事も呼び捨てにしてね！シャオちゃん！』
「わかった...A」
『うん！(ニコッ』
ほんまに...
俺は、神様に恋をしてしまったんかな。
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作者名：蛇花 | 作成日時：2019年9月1日 7時
