短編集 (ページ17)

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#1 ページ17

夢主side

「シャオちゃん！」

バサッ。
グサッ。

「...っ...」
sha｢A...！｣
敵「ふっ、どうせ死ぬのに庇うのか...滑稽だ｣
sha「A、A！嫌や、嫌や...！｣
「シャオ...ちゃん...に、げて、シャオちゃんは、生きて？」
sha「は、なんで、Aが死ぬの前提で...｣
「...！シャオちゃ...避けて！」

バサッ。
ザシュッ。

敵「はははっ！2度も庇いやがった！そんなに痛めつけて欲しいのか！」
「...ごめん、ね...シャオちゃんは、逃げて、生きて」

その言葉を最後に意識が消えた。

シャオside

「嘘...嘘や...そんなの...」

Aが息、してないなんて、嘘...

「A...｣

敵「さぁ、君も彼女と同じように、死ぬがいい」

そう言って、敵は剣を振り上げた。

キィィンッ！

かん高い音が上から聞こえた。

kn「なにしてんねん」
sha「シッマ...」
kn「Aは、シャオロンは生きろ言うたんやろ。なのに何抵抗せずに死のうとしてんねん｣
sha「でも...！」
kn「Aは、シャオロンが死ぬのは、望んでないんちゃうか。Aは、自分の命を犠牲にしてまで、生きて欲しかったのに、それを無駄にして、悲しませたいんか｣
sha「...！」
kn「逃げて言うとったけど...けど、シャオロンなら」
sha「おん。もちろん」

仇を討つに決まっとるやろ。

kn「そう来ると思ったわ！やっぱ、来て正解やな！」
sha「せやな！さすがにこの数は俺でも無理やわ！」
kn「じゃあ、やろうや。...俺も、腹立って仕方ないねん｣

sha｢俺のAと｣

kn｢俺の幼馴染のAの仇｣

sha「討たせてもらうで」

kn/sha「死んで詫びろや」

そういった、シャオロンとコネシマは、
楽しそうに、そして、悲しそうに
仇を討った。