まさかのジロー。 ページ27
固まること3秒。
そっと唇と唇が離される。
『じ、ジロー？』
芥川「A、俺、好きなんだ」
『……は？』
突然なに言ってんだ？？
芥川「前から好きだった。Aのこと」
『いや、でも俺、男だし…女の子が好きだし…俺ら幼なじみじゃん』
まて、混乱してるから。
あまり余計なこと言って熱がまた上がったらどうすんだ。
芥川「知ってる。女子からすんごい人気があって、テニスも強くて。昔から一緒にいたのになんか住む場所違う感じで」
ジロー？？
どした？熱うつった？←
芥川「俺は好きだったけど、ずっと見てるだけだった。なのに、最近になってAのことみんな好きになってって、焦ってる」
おい。
そんな苦しそうな顔すんなよ。
『え、そんなのわかんねぇじゃん。なんでみんなが俺のこと好きだってわかんだよ』
芥川「わかる！見てて…わかるんだよ」
『お、おい！なんで泣いてんだ？！(焦』
なぜかポロポロ涙を零し出すジローにわけもわからずひたすら戸惑う俺←
え、こういう場合どうしたらいいんだ？！
女の子扱ってるみたい…！！
芥川「うぅ。ねぇ、俺と付き合って」
『はあ？！俺ら男同士じゃん！(汗』
芥川「そんなの関係ないＣ！」
ぐっと手を握られる。
芥川「お願い！」
『お、俺は、やっぱ、その…ジローのこと幼なじみとしか見てなかったし、まだ実感わいてねぇし…！』
芥川「じゃあさ、考えてくれる？」
えぇ…？？
芥川「ね！」
そんなキラキラした目で見るな！
『わ、わかった』
芥川「よっしゃあ！じゃあこれからは堂々と好きだ！ってアピールするから！」
『お、おう…？』
芥川「あ、跡部からLINE！もう帰らないとやばいかも」
『帰るか』
そして帰ろうと立ち上がったはいいが、なぜかジローに手を握られる。
意味がわからなくてジローを見ても、ニッとイケメンスマイルを向けてくれるだけでなんの悪びた感じもない。
え、俺がおかしい？←
帰り道、通りかかる人らに「彼女の子めっちゃかわい〜」「美男美女」「カップルかな」とかひそひそ言われたこと絶対に忘れない。
俺は誓う。
二度とイケメンと手を繋いで外を歩かない。
手洗いうがいってさ、うがいより手洗いのほうが大事なんだって知ってた？((どっちも大事→←『さて問題。俺の熱はいつ下がるんでしょーっか！』
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ナツ(プロフ) - ゆっふぇるさん» え！褒めすぎです！！(*ﾉдﾉ)ﾃﾚｯ ありがとうございます！！ (2017年12月3日 15時) (
レス) id: 91878e8ab7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっふぇる - やばいです！貴方は神ですか！？この話大好きです！！更新頑張って下さい！！応援してます！！ (2017年11月18日 19時) (レス) id: 0dd3c55926 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：enn | 作者ホームページ：
作成日時：2017年2月8日 19時
