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『一枚は学園内にある』
あの女はそう言っていた。やっぱり昨日魔法陣を渡したのはまずかったのだろうか。ピンクの瓶はまだ使ってないし返品できないだろか？
師匠は応接室から離れるなと言われたけれど、勝手にうろつくなとは言われていない。
だから私は師匠を探しに行くことにした。
しばらく廊下を歩いていると、窓の外に何かが見えた。
黒い大きな鳥……いや、カラスのような生き物が空から降りて来た。よく見ると目が三つ、足が三本生えている。
これは他のカラスと見分けがついていいな、なんて考えているとカラスがコンコンとくちばしで窓をつつくので開けてあげた。
ばさりと羽ばたいて入ってきたカラスは首を傾げているように見えた。私が声をかけるとカラスはコツコツとテーブルの上に乗ってきた。
「あー、ここに居たのか」
後ろから声をかけられたので振り向いた。
カラスと遭遇 ページ8
今の人は何だったんだろう。今まで師匠がくれたペンで描いていたけど、あのペンで描けば魔力がある人には見えなくなる効果があるみたいだ。
『一枚は学園内にある』
あの女はそう言っていた。やっぱり昨日魔法陣を渡したのはまずかったのだろうか。ピンクの瓶はまだ使ってないし返品できないだろか？
師匠は応接室から離れるなと言われたけれど、勝手にうろつくなとは言われていない。
だから私は師匠を探しに行くことにした。
しばらく廊下を歩いていると、窓の外に何かが見えた。
黒い大きな鳥……いや、カラスのような生き物が空から降りて来た。よく見ると目が三つ、足が三本生えている。
これは他のカラスと見分けがついていいな、なんて考えているとカラスがコンコンとくちばしで窓をつつくので開けてあげた。
ばさりと羽ばたいて入ってきたカラスは首を傾げているように見えた。私が声をかけるとカラスはコツコツとテーブルの上に乗ってきた。
「どうしたの？」
「あー、ここに居たのか」
後ろから声をかけられたので振り向いた。
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作者名：キシリトール | 作成日時：2021年11月16日 15時
