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知らない人 ページ7
魔法学園の応接室で私は魔法陣を描いていた。
理事長が部屋を出て行った後、私は一人取り残された。
ソファに座っている女はニヤリと笑って言った。
「……知らない人に教える義務はないと思います」
「つれないわねぇ。せっかく素敵な絵なのに」
この人が話しかけてくるまで師匠も部屋を出て行っているのに気づかなかった。夢中になると本当に周りが見えなくなる。
「怖いわぁ。私はただ知りたいだけよ。その魔法陣の意味を」
「意味?」
「えぇ。だって、それ、魔力がある人には見えないようになっているんでしょう?」
「……」
「でももう一枚は学園内にあるし焦ることもないわねぇ」
そう言って女は姿を消した。
「ねぇ、何を描いているのか教えてくれないかしら?」
ソファに座っている女はニヤリと笑って言った。
「……知らない人に教える義務はないと思います」
「つれないわねぇ。せっかく素敵な絵なのに」
この人が話しかけてくるまで師匠も部屋を出て行っているのに気づかなかった。夢中になると本当に周りが見えなくなる。
というかこの人は誰なんだろう。いつの間に入ってきた?
「あんまりしつこいなら……」
「怖いわぁ。私はただ知りたいだけよ。その魔法陣の意味を」
「意味?」
「えぇ。だって、それ、魔力がある人には見えないようになっているんでしょう?」
「……」
「でももう一枚は学園内にあるし焦ることもないわねぇ」
そう言って女は姿を消した。
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作者名:キシリトール | 作成日時:2021年11月16日 15時