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出会い ページ6

昔、知り合いのお茶会に呼ばれたことがあった。


お菓子が食べれるなんて楽しそう、なんて思って参加したけど、女の子達のおしゃべりがうるさくて話に入っていけなかったことがあった。


興味のない会話に入りたいとは思わないし。私はそっと席を立ったが、他の子達はおしゃべりに夢中で気づかない。


この頃から私は複雑な模様を描くのが好きだった。曼荼羅模様とか、迷路とか。
紙とペンを取り出し、ひたすら模様を書いていた。その時は夢中になって周りが見えなくなるほどだった。



「あら、良い魔法陣を描くのね」


突然上から声がしたのだ。


真っ黒な衣装の真っ黒な髪の女の人。一目見て魔女だと思った。その人は私が描いた模様を魔法陣だと言って興味深そうに覗いてきた。



「あなた、私の店で働かない?」




それが私と師匠の出会いだった。

知らない人→←魔法陣



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作者名:キシリトール | 作成日時:2021年11月16日 15時

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