はちにんかぞく (ページ3)

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もーにんぐるーてぃーんページ3

次は青色の扉がある部屋へ

ここはもうノックをしても声をかけたとしても反応はないためそのまま入る

「流星朝やで…はぁ…」

俺の声で目覚めたのは流星

…ではなく

桃「…んん…淳太やん…Aちゃうんか…」

流星の体を抱き枕代わりのようにしているのんちゃんだった

「なんで流星の部屋で寝てんねん」

桃「えぇ…？…なんとなく？」

ほんま子供かっ…

桃「子供ちゃうしー！大人やしー！」

「勝手に心読むなや…」

桃「へへ…淳太が思ってる事なんてお見通しやで！」

のんちゃんは相手の心を読み取る能力を持つ

基本的に隠し事は無理だ

「ほら、流星起こして？」

桃「りゅーせー！！！朝やでーー！！！」

流星の耳元で叫んだのんちゃん

青「んっ…！！」

ビクッと流星の体が跳ね、そして…

青「望の声がデカすぎて尻尾生えたもうたやん…」

布団の隙間から見えるふさふさなグレーの毛

それは流星の尻尾

流星は獣化になれる能力を持っているため、驚くとと耳や尻尾などが現れることがある

桃「わー！尻尾やん！」

青「ちょっ…強すぎっ…痛いわっ…！」

流星の尻尾を強く抱きしめるのんちゃん

…まあ寝起きの悪い流星の目がバッチリ覚めたことやしええか

「ご飯出来てるで？」

桃「もふもふや………ん！すぐ行くわ！」

なかなか起きひん3人を起こすことに成功した俺は、無事にリビングへ戻ることができた

青「ちょっ…淳太助けてや！！！」