私はただのモブなのに【中原中也】

見守り隊4 ページ6

「だから好きだ

手前の事が好きだA」


『え、』




何故このような事件が起きたのかそれは遡ること30分前





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私は日直のため日誌を書いていた


もう1人の日直の山田は強化指定部活のサッカー部の為に部活に行った



「悪い 大津 日誌頼んだ」




私は滋賀の市ではない、津島だ

『山田サッカー部だし仕方ないからどうぞ』



そんなやり取りをして山田は駆け足で去っていった



『津島Aって名前だってばクソ野郎』


多少の暴言を吐きながら日誌を書いていた




欠席者︰0人

遅刻:太宰治

早退:太宰治




此奴義務教育じゃないくせによく単位取れて2年にいるよな





『はぁぁ』




大きなため息をついた時




ガラッとドアが開いた




吃驚してそちらの方を見ると


中 原 中 也






無視した方がいいよねそう言って私は視線を日誌に戻し続きを書き始めた




「おい」



頭上からそんな言葉が降ってきた




「俺は名前間違えたりしねぇぞ

津島A」




待って、お前いつから居た


そんな思いを必死に隠し中原の顔を見る




『何でしょう』




中原は顔ごと私から逸らしたがすぐにまた真っ直ぐ私を見つめてきた




「好きだ」




『は？』

驚きすぎて心の声ごと漏れた




「だから好きだ

手前の事が好きだ 付き合…って下さい」



そして今に至る

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中島敦

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