.2 ページ15
ちびっ子3人と机を挟んで反対側にいるのは
ちょっとお兄さんになる10歳の2人
「すばるくん今日は…」
「ゾウや」
ゾウかぁ…そっかぁ…うん!ええと思うよ!
すばるくんの絵はとても独創的w
あれ?
「ゆうくんも今日は描いてくれるんやね」
いつもは俺はええやってすばるくんが描いてる横でゲームして待ってるゆうくんだけど
「まぁ、たまには描いたろかなって」
なに描いてるんかなって覗いてみると
「えっと…バスケやな!ゆうくんバスケ好きなん?」
「あぁ、ヒナとよくやっててん」
初めましてのお名前や。
ここの病院なんでか女の子少ないんよな
ヒナちゃんかぁ
「会ったことないなぁ」
そう呟くと
「そらそやろ。」
って答えたのはいつの間にこっちの話聞いてたんか、亮やって
「部屋の外おるん見たことないもんなぁ」
まるがそう続けると
「しんちゃん、寂しないんかな」
たっちょんのそのひと言に
目を伏せる4人
同じ部屋の子とちゃうの?
「この前個室に移ってん。病気、悪なって。そっから会ってない。」
「ごめんね… 」
「あんな、昨日、俺こっそり入り込んでん…」
「ほんまか!俺知らんで!いつの間に!てかどうやった!?」
すばるくんだけじゃなくて、まるも亮もたっちょんも、ゆうくんをじっと見つめる
もちろん僕も
「もう動かれへんて」
44人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:時音 | 作成日時:2021年7月23日 22時