to you .2 (ページ14)

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ーokuraー

渋谷先生の部屋、落ち着かへん。

とりあえず出してくれたサイダー飲んでみるけど、パチパチ弾けるばかりで、味はよくわからへんかった。

俺の部屋より大人っぽいし、酒とか置いてあるし、ギター持ってるとか聞いてないし！

さっきからふわふわするし、夢なんちゃうかな

｢お前、大丈夫か？｣

｢初めて恋人の家に来てるのに、大丈夫な訳ないじゃないですか｣

｢顔尋常じゃないぐらい赤いで？｣

そういうと俺の首やおでこをぺたぺた触る

｢熱は……ないか｣

｢あの、先生…？｣

そんなことより聞きたいことあんねん

｢まさか…｣

バタバタと台所へ向かった先生が持ってきたのは、さっきのサイダーのボトル

｢……すまん｣

ぼやける視界に入ったのは

酒類のラベル

それに気付いたら一気に身体が重くなった

｢おい、大倉！｣