今日:2 hit、昨日:15 hit、合計:16,952 hit
小|中|大
.6 ページ13
「どうした」
ヘルメット持って立ちっぱの大倉
「はよ乗らんかい」
びびっとるんか?
かわいいな
しゃーないから、バイクから降りてヘルメット被せたる
「あはっw 渋谷先生背伸びしてるやんw」
「うっさいなw お前がビビり散らかしとるからやんけ! 乗せたらんぞ!」
ごめんなさいごめんなさい言うて、後ろに乗る。
腰に回される腕、包み込まれる大きな体から伝わる熱。
やっぱこっちで正解やな。
そんなこと思いながら、エンジンの音を響かせる。
ヘルメット越しに見えるいつもの帰宅路が、少しスローモーションになってるのは、心臓が速く動いてるせいやろか。
バイクを降りると腹が急に冷える。
風邪ひく前にさっさと部屋に入れて、適当に座らせ
適当に冷蔵庫に入ってたサイダーをグラスに注いで出す
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
26人がお気に入り
26人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:時音 | 作成日時:2021年2月15日 22時