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「今回は何を落とされたんですか」
案の定、というか、予想以上に早く来た彼は1週間ぶり
「いや、その、忘れ物を…」
いつもと違ってどこか歯切れが悪い
「ですから、何を?」
その厚い唇から落とされた言葉は
「あなたを」
赤い頬で2枚の紙と一緒に
「すぐ持ってきますね」
赤い耳で11個の数字を手渡す
「無くさないでくださいね」
end.
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作者名:時音 | 作成日時:2021年2月15日 22時