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結局来てしまった…


やってあいつおらへんからミスもないし仕事早く終わってしもうてんからしゃーないやん!


調子狂うねん。ホンマに…。



ピンポーン



あれ、出えへんな


もしかして死んどったりしてへんよな?


今日金曜やし、ひとりやから危ないよな…?



「大倉入るで?」



奥のベッドに横たわってる大倉


「うぅ…あれ…りょうちゃん…?」


目がうるうるして、か弱い声を出す大倉。


そういや、こいつ顔だけは綺麗やったわ


いつもと違う天敵の姿に


弱ってるから、自然と優しくしてしまうのはしゃーないやんな?


って自分でもわけわからん言い訳しながら、病人の様子を見る


「大丈夫か?とりあえず冷えピタ替えんで」


薬は?と聞くと小さく首を横に振る


「ゼリー買うてきたけど食うか?」


「食欲あらへん…」


「何か食わんと治るもんも治らへんで」


「動かれへん…体だるいし…頭ガンガンする…」


力のない声で答える


それでもなんか食べさせなアカンよな


思い切って、大倉の体を起こすとあまりの体温の高さに驚いた


口にゼリーを突っ込んで、薬も飲ませて、汗拭いて服も着替えさせる


とりあえずこれで大丈夫やろ


って俺はこいつの彼女か!


そんなん絶対お断りや!

.3→←蜂蜜 〜黄・緑〜



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作者名:時音 | 作成日時:2021年1月27日 8時

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