学園アリス翼の妹は無愛想 1 (ページ10)

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再開ページ10

まぁ、出てきたのはいいけど特力のクラスがわからんっていうね

てことでふらふらその辺歩いてると

ドンッ

貴方
｢あで｣

？
｢わっ悪い！！！！前見てなかった！！｣

男にぶつかった

パッと見背が高いことから先輩ぽい

一応敬語使っとくか

貴方
｢あ、大丈夫でs…｣

その人は私の顔を見るなり固まった

？
｢っ…Aか…？｣

え…………あ、この声

以前と変わらない優しそうな目

優しい声。

すぐにわかった、兄だ。

ずっと会いたかったのにいざ前にすると言葉を失った

貴方
｢………｣

無言でいると、はぁ。と溜息をつき兄は私を抱きしめた

翼
｢言いたいこと山ほどあっけど…………会いたかった｣

貴方
｢っ〜…｣

その言葉を聞いた瞬間両親とは離れ離れるになるけど私には兄がいる。

改めてそう自覚した

私が、兄を守らなくちゃ

命をかけても

兄は私と目線を合わせるようにしゃがむと涙声で言った

翼
｢母さん達からの手紙読んだよ。俺の事追っかけてこんな所来るんじゃねーよ｣

ポコッと頭を叩かれた

そう言いながらも笑ってる兄

貴方
｢会いたかった…から…｣

やっとの事で絞り出した声は少し震えた

そんな私を見て少し涙目になる兄

翼
｢これからはずっと一緒だな｣

そしてギュッと抱きしめられた

絶対兄を守ってみせる。

命にかけても

そんな事を思い私も兄に抱きついた

しばらくは2人で抱きしめあった