金曜日、私は先輩のもの３【名前変換オリジナル】

102 ページ2

かほ「美琴！！！」




「かほ…」







かほが人混みを割って私の元に来た。




和真「…」








「…かほ…どうしたら…」






かほ「早く！返事しなきゃ…」






返事…しなきゃ…返事…

でも…








和真「…美琴ちゃん、大丈夫」





…和真さん
私の考えている事を分かって…









かほ「美琴…」









「貴斗！！！ありがとう！！！私も好きだよ！」







―きゃあああああああ！！！！！





MC「またもやカップル誕生かー！！！！」





貴斗「…え！？」









かほ「美琴!?!?!?どういうこと…」





「嘘ついてないよ、私、貴斗が好きだよ」






かほ「ええ！？」






大丈夫…私の選択は間違ってない








貴斗「はぁっはぁっ…」




「貴斗、走ってきたの！？」



貴斗「当たり前だろ！どういうことだよ…振られる覚悟でこっちは来てんのに…」





「ごめんね…」






貴斗「どういうことだよ美琴…」




「私、貴斗が好きだよ…でも付き合うことは出来ない」



貴斗「…んなこんだと思った」




かほ「まさか！貴斗に恥をかかせないために…」



「ごめんね！お節介な奴で！みんなには別れたって事にしておくから」



貴斗「なんだよ…それ」





和真「…病むなよ、貴斗」



貴斗「あんたには言われたくないね、和真サン」




なんだかんだ…貴斗は良い奴だから私を責めたりしなかった。






貴斗「そこまでされたら、怒れねぇよバカ」




「ごめんってー！タピオカ奢るから！」




貴斗「タピオカ3つで許すわ」

「貴斗そんだけでいいの？私さっき5つ飲んだよ？」

貴斗「お前の財布を思って言ってんだよ」

「えー遠慮しなくていいのに！」







かほ「あの…宇宙人の会話だと思って聞いてください」


和真「…ち、ちょっと慣れてきたから大丈夫…」

103→←101

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す