金曜日、私は先輩のもの２【名前変換オリジナル】

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貴斗「思い出したって…中学までの記憶が戻ったって事か？」


「…うん」


すごく、不思議な感覚だった。
今まで夢でも見ていたかのようだ



「貴斗…私、行かなきゃ…！！」



貴斗「美琴…！」



私は走った。隣町からはどんだけ遠いのか…
私は知ってる。

ずっと…ずっと君を待ってたんだ！！



あの時から、私はずっと…！









――3年前





うちは幸せな家庭だった。
お父さんとお母さんは仲良しで、決して貧乏ではなくて…幸せだった。



なのに…



母「私の何が悪いのよｰ!!!!!」



―ガシャーーン！！！！！！


「お母さん！！！」





母「アイツ…!!あの泥棒女！！」


「やめてお母さん！！誰か来ちゃうよ！！」




お父さんは家のお金を全部持って逃げ出した。
お父さんは私達を裏切って、女と逃げた。

お母さんはお父さんの事を本当に愛してた。
だから余計に荒ぶっていた。



母「あんたが…あんたが面倒かけるからお父さんは逃げたのよ〜！！！！！！」


「…」



お母さんは棚のものを全部落として、割って
幸せだった家の中をぐちゃぐちゃにした。



母「この…親不孝者！！！」



―バキッ！



「痛っ…！！！！」



初めて殴られた。
腕や足は痣ができて、顔には傷ができた。

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