金曜日、私は先輩のもの２【名前変換オリジナル】

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「お母さん…」




母「…美琴」



意識を戻したお母さんは前のように
落ち着いた性格を戻していた。



「体調はどう？」



母「良くなってきたわ…ごめんなさい美琴、私美琴に酷いこと言って」





お母さんはきっとお父さんに逃げられてから、休む時間がなかったんだ。だからしっかり自分を見つめ直すことも…私を見ることもできなくなっていたんだ。






「大丈夫、私も上手くやってるわ…お母さんが元気になってくれたならそれに越したことはないわ」



母「そう…そういえば、私が運ばれた日に美琴、誰かと一緒に来たの？」




「えぇ！？」


な、なんでお母さんそれを…！！




母「神埼さんに聞いちゃったわよ〜?美琴、彼氏いたのね」




顔から火が出るほど熱いし真っ赤だろう
なんせお母さんとそんな話をしたことは無い





「彼氏…って、ただ男の子と来ただけだって、全くお母さんは私のこと知らないフリしてんだから」





お母さんは少し申し訳無さそうな顔をした



母「…今度連れてきて、お母さんも会いたいからね」




「…いつかね」





まだ付き合ったって確信があるわけじゃない。
こんな曖昧な関係が、いつまで続くのか少し不安があったのは確か


そんな不安を抱えて、文化祭がやってくる

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