金曜日、私は先輩のもの【名前変換オリジナル】

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――和真side


美琴「先輩！砂のお城作りましょ！」



彼女は眩しい太陽に重なり眩しいほどの笑顔で
俺に笑いかける。





「いいよ、作ろうか」


年上ぶるなんて昔の俺からしたら考えられないけど
今は彼女の先輩であって

彼女にあの時 を伝えたくて

付き合ってる







美琴「暑いー！」



「飲み物買ってくるよ」



美琴「私買ってきますよ!!」





「いーの、日陰で休んでて？」









むーっとした顔が可愛かった。


俺と彼女には切っても切れない関係がある。


今はこの時間を噛み締めるしかない。









「麻倉さん、はい！オレンジジュースでいい？」






美琴「ありがとうございます！」






たまに言ってしまいたくなる。
僕は君を知っていて
君は僕と約束をした。



『大人になって、ーーーいたら…！！』









――君は約束を忘れてしまったのか









美琴「先輩、夏休みも一緒にどっか行きたいです…」


照れくさそうに言う麻倉さん



「うん、もちろん」


ありきたりな言葉でしか返せない俺









このまま君といつまで一緒にいられるのか…

このまま隠し通す事も考えた…

けどダメだ、俺はやらなきゃいけない事があるから









「…また、デートしようね！」





美琴「で！！/////デート…/////」

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