33.45 Rabbit ページ10
『つかそういう話は後だ。お前今どこに居る？』
「ヨコハマディビジョンだと思う…」
『だよな、ヨコハマのどことか分かるか？』
どこかは分からないけど……みなとみらいは通った気がする…？
「ごめんね、分からない。でもみなとみらいは通ったかもしれない、私、今銃兎さんの家に居て………」
と言いかけた時。
「もしもし、山田一郎くんですか？」
いつの間にか後ろから来た銃兎さんが、私の電話を取って頭上で代わりに会話をしている。
あ、スマホ
とられた
「銃兎さん！？！？」
驚きと焦りとで思わず名前を叫んでしまったが、特に気にする様子もなく銃兎さんは電話を続けた。
「あぁ、Aさんには傷1つ付けないので安心して下さい。
…拉致？言っておきますが、彼女の方が法を犯したんですよ。普通なら刑務所行きなところを救ったんですから、むしろ感謝して頂きたいですね」
笑顔でスラスラと言葉を並べていく銃兎さん。いや正直怖い。
『Aに何かしたら許さねぇからな』
電話越しに一郎の声が聞こえる。
その言葉は私には嬉しすぎて、頬を緩めざるを得ない。
「分かっていますよ…彼女に傷ついてもらっては困りますからね。こちらで保護させて頂きますよ」
いや聞いてないけど
「Aさんは大人の私達に任せて、貴方達はディビジョンバトルにでも備えていて下さい」
『…本当に、命懸けで守れよ。次のバトルの時絶対勝って、お前らからアイツを取り戻す』
「分かってますよ…ではまた」
あっちょっと待って、まだ一郎に感謝を述べてな……
口を開きかけたと同時に電話を切られた。
「……困りますね。電話をするなとあれほど言ったのに」
「ご、ごめんなさい…」
いやなんで私謝ってんの。
それもジリジリと私に歩み寄ってくる銃兎さんのせいだ！
とはいえ銃兎さんが怖いので、一歩一歩後退していく。
後ろはちゃんと見ているから家具にはぶつからないものの、ついに壁と背中がこんにちはしてしまっていた。
「…自分の立場分かってます？」
彼が眼鏡越しに私を見つめてくるので、私も何とか見つめ返す。
そういえば、長い間見つめあった男女はなんとやらという言葉があったな。
『はい、っ！？』
「…ならいいんですよ」
私が答えを出した直後、銃兎さんは私の後ろの壁に腕をついた。
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どすこい(プロフ) - りんさん» お返事が遅くなりすみません！！コメントありがとうございます((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))今は少し立て込んでいて更新できないのですが、絶対再開させるのでお待ちください<(..)> (2020年12月9日 7時) (
レス) id: a583c694ec (このIDを非表示/違反報告)
りん - 更新頑張ってくださいね！楽しみにして待ってます。 (2020年4月5日 16時) (レス) id: 4a20aa403e (このIDを非表示/違反報告)
どすこい(プロフ) - れおさん» 非常にありがとうございます！！！(｀・ω・´)ゝ (2020年2月1日 17時) (レス) id: 12480c50a1 (このIDを非表示/違反報告)
れお - 頑張れ！楽しみにしておきます！！ (・∀・ゞ) (2020年1月26日 17時) (レス) id: b9ae8da24b (このIDを非表示/違反報告)
どすこい(プロフ) - もっていきたいと思っております。何を隠そう、私は白膠木簓に心を奪われております。そんなことはどうでもいいんですけど、皆様にいいと思って貰えるような作品を作っていきたいと思いますのでよろしくお願いします。コメントお気に入り評価して下さった方ありがとう！ (2019年11月18日 15時) (レス) id: 12480c50a1 (このIDを非表示/違反報告)
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