第1章 ホグワーツ特急 ページ9
「ハ、ハリーポッター？」
「う、うん。」
そ、そっか。ハリ―だって私と同い年だものね。
まだ動揺を隠せないその時だった。
ガララァァ
「ここ空いてる？」
いきなり赤毛の男の子が入ってきた。
「他はどこもいっぱいなんだ」
困ったような声で訪ねてくる。
この子も一年生だろうか？
アリアはボーっとしたが、ハリ―がうなずいたので自分もうなずく事にした。
「僕の名前はロン。ロナルド・ウィーズリーだよ。」
「よろしく。僕の名前はハリ―。ハリ―・ポッター」
「ハリ―って、あのハリ―？」
赤毛の子、否ロンは驚いたような顔をした。
無理もないか。
あの「生き残った男の子」と称された彼が今、目の前にいるのだから。
わたしだって、先ほどまで驚いていたものね。
はっきり言って、アリアは安心していた。
ハリ―が、魔法について無知らしい事に。
そして、ハリ―の代名詞となった「それ」を、鼻にかけていない事に。
― こうやって出会えたのは、必然だったのかもしれない。
とアリアは思っていた。
私とハリ―。
例のあの人によって家族を亡くした2人。
何度あって話がしてみたいと思った事か。
周りの友達は同情はしてくれても誰一人として心からは分かってくれなかった。
でも、今私の目の前には私と同じような運命を歩んだ少年がいるのだ。
もう、一人ぼっちじゃない。
その安心感がアリアを包み込んだのであった。
「ねぇ、君の名前は？」
ロンがポリポリ何かを食べながらたずねてきた。
「あ、ごめんなさい。私の名前はアリアよ。アリア・アンテノーラ。」
「アンテノーラって、魔法貴族の？？」
「え、ええ。まぁね。」
「すごいや！じゃあ、その傷があれなんだね？」
ハリ―が首をかしげる。
私はハリ―に一部始終を話した。
しかしこのときはあえて、家族と例のあの人の事は隠すことにした。
ここで言ったら、重い空気になりそうだったから。
「アンテノーラは、魔法貴族の中でも支持されてて有力な貴族なんだよ。」
「すごいんだね！アリアの家族は」
ハリーがにっこりほほ笑む。
周りの人からしたら凄いのか。
いつもそう。
お兄様やお母様がいなくても、周りの人は「魔法貴族だからいいじゃん」というのだ。
ホントは、違うんだけどね…。
ホントは、とってもさみしいんだよ？
「ありがとう(ﾆｺｯ ここで会えたのも何かの縁よね。その…。どの寮かはまだ分からないけど、よろしくね！(ﾆｺｯ」
「「う、うん！///」
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーアルファベット
X
ラッキー呪文 唱えて見てください!
オブリビエイト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 9人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふたりぼし。(プロフ) - 千華さん» ありがとうございます！更新できてなくてすみません…。また近々更新する予定です。これからもよろしくお願いします（＞＜） (2013年8月27日 22時) (
レス) id: 1b3452da1d (このIDを非表示/違反報告)
千華(プロフ) - 応援してます♪面白かったです♪ (2013年8月23日 22時) (レス) id: 70eff55ff6 (このIDを非表示/違反報告)
マコト(プロフ) - そうなんですか。応援してます＾＾ (2013年4月15日 10時) (レス) id: 97ac66d39f (このIDを非表示/違反報告)
ふたりぼし。(プロフ) - うーん、ドラコですね。 私がドラコが好きなので。 (2013年4月14日 22時) (レス) id: 0f448d8be5 (このIDを非表示/違反報告)
マコト(プロフ) - 更新頑張ってください！ちなみに、オチは誰ですか？ (2013年4月14日 18時) (レス) id: 97ac66d39f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ふたりぼし。 | 作者ホームページ：http://20000401-0088.jimdo.com/
作成日時：2013年4月14日 18時
