41話 ページ41
絶対安静と念を押された手前、学校に行くことも出来ない。
「ごほっごほっ…なんで熱出ちゃったんだろう…」
昨日みんなと別れた後、からだがまださめないと思っていて念の為熱をはかってみると、割と高めな温度が表示されていた。
結局学校を休まなくてはいけない。
ベットの上で一人寝転がっている平日。
「はあ…。働きたいよ、動きたいよ…」
まるであんずちゃんと同じようなことを呟きたくなってしまう。
時刻はまだ朝の9時。
今頃みんなはふつうに授業受けているのかな、とか、私が居ない教室ってどんなふうなんだろう、という休んだ時に必ず思ってしまう不安が湧き上がってくる。
昨日の言葉を忘れたわけじゃない。
ただちょっと、心配になってしまう。
なんで？あんなに愛されてるじゃない。
そんなこと聞かれても上手く言葉にできない、そんな私は本当に馬鹿なんだなと思う。
愛されてる、と知れば、もっともっとと思ってしまう。
きっとどちらも本心なんだろう。
「お腹減った…」
誰も居ない家の中をぐるぐる回っても特になにもない。
自分の部屋を出て、ソファに座ってテレビをつけてみるがニュースばかりしかやっていない。
テレビの電源を消し、机の上に置かれた朝ごはんを「いただきます」と言って食べる。
「暇だな…」
と言う声も虚しく部屋に吸い込まれる。
リビングにいても楽しくないため部屋に戻ってはカバンを開き一週間休むからと宿題を取り出し、ふと思い出した熱冷シートをリビングに戻り取るとおでこにぺたっと貼った。
熱が出ていたからといって宿題を放り出すなんて私が嫌だ。たくさん迷惑をかけてしまったから余計そう思うのかもしれない。
熱冷えシートを貼りながら宿題をやっていると少しずつ眠くなってくる。さすが宿題。どんな催眠方法よりも効く気がすると私の中で話題な宿題。
半分やり終えたところで時計を見てみると、11時30分を過ぎた辺りになっていた。
「お昼ごはん食べなきゃ…」
用意をするため下へと降りる。
「なーにたべよっかな♪」
そんな思いつきな歌を歌いながら。
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あいらいす(プロフ) - コメント失礼します！わたしはみつる推しなのですが、なかなかメインのモノがなく…こちらやっと見つけて読ませていただいたのですがとてもキュンキュンしました(*´-`*)めちゃくちゃ感動してます…！続き楽しみにしてます！頑張ってください☆ (2016年5月7日 23時) (
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作者名：柚日 | 作成日時：2016年4月23日 0時
