31話 ページ31
そんなこんなで道の真ん中に座れと言われたので私は大人しく座る
コンクリートの上は暑い。
夏は過ぎたが、快晴という言葉が似合う、この空の下。上からも下からも暑い。
こんな状況に私は、地味に拷問だなと思いつつ。
そんな時一人の少女が私達の前に現れた。
現れた、という言葉はちょっと違うかもしれない。
後になってわかったのは、こうしてこの少女と会えたのはただの偶然だったということ。
自転車に乗った少女は、制服を着ていて私達を見てびっくりした顔をして、
「え…っと、なにしてるの…」
と声を出した。
一瞬少女と私の目があった。
「…そういうのは良くないと…思います…」
という声が確かに私の耳に聞こえた。
こんな不思議な不思議な状況で、私とあんずちゃんは初めて出会ったのだった。
あんずちゃんと出会えたのは私にとって奇跡の連続の始まりのように思える。
偶然道の真ん中で出会って、偶然ネットという広い世界の中であった。そして友達になった。
偶然あんずちゃんは怪我をして病院帰りの後、偶然和菓子屋に寄って少し悩みどら焼きを買った後、信号を待たず、家への帰り道に少し遠回りしようと思って通った道で出会ったのだった。
その後私は何かを感じ取りすぐ学校を辞めたのだった。
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あいらいす(プロフ) - コメント失礼します！わたしはみつる推しなのですが、なかなかメインのモノがなく…こちらやっと見つけて読ませていただいたのですがとてもキュンキュンしました(*´-`*)めちゃくちゃ感動してます…！続き楽しみにしてます！頑張ってください☆ (2016年5月7日 23時) (
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作者名：柚日 | 作成日時：2016年4月23日 0時
