佐野先生に恋をしました。 (ページ37)

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佐野先生 side

佐｢面白かったからした。｣

って言って笑ってたら急にあいつが「もういいです！｣って言って椅子から立ち上がって部屋を出ていった。

は？なんで怒ってんの？

俺も部屋を出てあいつを追いかける。そしたらあいつが走って逃げていく。

もーなんで逃げんだよ。

そしたらあいつメンさんとぶつかって俺が接近してるのに気づいてまた逃げてく。

俺もすぐ追いかけるとメンさんに話しかけられた。

佐｢あ、メンさん。｣

メ｢なになに？どうしたの？笑｣

今理由をしてるとあいつを見失った。

佐｢ちょ、また後で。｣

って言ってまたあいつを追いかけた。

あいつすっごいキョロキョロして止まったりしてるからやっと追いついて腕を掴んだ。

佐｢もうなんでそんなに怒ってんの？｣

『なんでデコピンするんですか？』

佐｢え？｣

『面白かったからってなに。』

佐｢べつに冗談でやったことだけど。｣

『でもこっちは嫌だった！』

なにこの子。めんどくさ。

こんなことで怒る人なんてあんま見たことないからめちゃくちゃびっくりした。

俺はつい思ったことを言ってしまっていた。

『え、今なんか言いました？』

俺は手を口に抑えて首を横に振る。

『もう教室に戻ります。』

そう言って俺の横を通り過ぎて行ってしまった。

佐｢もう…なんなんだよ。｣

すっごいめんどくさい事になったし。

俺もなんであーやって言っちゃったんだろ。

佐｢はぁーあ。｣

隼｢先生？こんなとこでなにしてるんですか？｣

佐｢え、べつに。｣

隼｢大きなため息ついてたからなんかあったんですか？｣

佐｢べつにないから。｣

隼｢あー、そうですか。｣

佐｢てかお前こそなにやってんの？｣

隼｢いや、俺はべつに、、｣

佐｢お前もなんかあったんだろ。｣

隼｢ないです！｣

そう言って小森も走って行ってしまった。

いや、絶対なんかあるでしょ。

佐｢はぁーあ。｣

また大きなため息をついてしまった。

もーなんかイライラすんな。