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《シルク》筋トレ ページ2

シ「おいおいおい!もー終わりか?!」

マ「おまっ…もうじゃねぇだろ…」

ン「づかれだ」

あ「2時間…2時間たってるよもう…」


とある休日のンダホ宅

机やソファを部屋の隅によせて空いたスペースに

元気ピンピンなシルクと

疲労困憊といった状態でぶっ潰れた

マサイとンダホと私。


シ「はぁぁ?!まだ!まだ2時間なんだよ!!」

マ「ふっざけんな…後どんだけやる気なんだよ」


床に突っ伏したマサイが唸る。


シ「んー…あとこれ2セットくらいかな」


そういってシルクが広げたのは

掛け軸のようなトレーニングメニュー。

上から下までびっしりと

細かく筋トレの内容が記されている。


ン「お、俺ちょっとコンビニ」

マ「俺は編集が…」

あ「ヴぁっ!?ちょっと二人とも!?」


メニューを見るやいなや

2人は風のように逃げたした


シ「おー、いってらっしゃーい」


しかし、シルクは追いかけることもせず

ニコニコとその後ろ姿を見送った。

嫌な予感がする。


あ「あー…わ、私も用事が」

シ「入ってないだろ?」


ニッコリと笑ったシルクが私を見下ろした。


あ「は…入ってません汗」

シ「うん知ってる」


あぁ地獄の筋トレ祭りが始まる…

と思いきや、


シ「あーつかれた!!」


大声で叫んだシルクは

そのままソファに飛び込んだ。


あ「えっ筋トレまだするんじゃないの?」

シ「流石にもうするわけねぇだろ」


完全にやる気を無くしたシルクは

ソファでゴロゴロしている。


あ「じゃーなんで嘘ついたの…」


それに釣られて私も

体中の力が抜けたように

フローリングの床に横たわった。


シ「こーすればあいつら逃げるかなーと思った」

あ「へ?どーゆーこと?」


何故かぶっきらぼうにそう言ったシルクは

私の質問をガン無視し

バネのように起き上がって

大股でキッチンへと消えた。


あ「うーん、よくわかんないけどとりあえず

私の分の飲み物も持ってきてー」


冷たい床が気持ちいい。

ゴロゴロして待つが

いつまでたってもシルクが戻ってこない。


あ「シルクー?」


仕方なくキッチンへ向かおうとすると


《 バンっ


何かを殴るような音と


『 』


聞き取れないほど小さな声がした。

擦れていた。


あ「シルク!?大丈夫!?」


慌ててキッチンに駆け込むと


シ「ほい、コーラ」

あ「うぁっ冷たっ!」


手を何故か赤くしたシルクが

いつもの笑顔で立っていた。

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林檎 - 長文失礼しました。更新頑張ってください! (2016年7月27日 23時) (レス) id: 8eb33a0bf7 (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - 面白かったです!余談ですが、風邪を引いたときにウィダーインゼリー飲む人ですか?ぺけたんの話を見ていたら、出てきたので・・・私はお粥があまり好きではないので、ずっとウィダー飲んでいますw (2016年7月27日 23時) (レス) id: 8eb33a0bf7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:HERMÈS | 作成日時:2016年6月26日 16時

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