【銀魂】私に優しくしなさいよ【土方】

誰か居るのか (土方side) ページ17

「……ったく…散々な目に合ったぜ」



今日一日で俺は一ヶ月分くらい疲れた。
総悟に跳ねられらわ、身体は小さくなるわ、Aに子供扱いされるわ………



「ははっ……良い事１つも無ぇ…」



その後も風呂で総悟にナニの小ささを馬鹿にされるしよ…
子供だから小さくなるだろうが。






今日はもう寝ようと思い、布団に入った時だった。




ガタガタガタっ




「！！？」



窓がいきなり激しく揺れだした。



「誰か居るのか？！」




そう聞いてみたが返事なんて返ってきやがらねェ。
いや、人間じゃない奴の返事が返ってくるのも困るが…






ガタガタ！！



「！！！！！！！？」


びくっと身体が跳ね上がるも、怖くて悲鳴なんか出ねぇ。
いやいやいや、マジで。誰か居るのか？居ないのか？！



「そ…総悟だろっ！お前、いい加減にしろよ！」



苦し紛れに出た言葉がコレだ。
いや、絶対総悟だ。アイツしか居ねぇ。スタンドな訳ねェよ。



俺はそう言い聞かせるも
窓はまたガタガタと揺れ出した。





「いい加減にしろ総悟ォ！！！」




パシャーン！！



俺は窓に向かって枕を投げると部屋は静まり返った。
窓は物音ひとつしなくなった。




「やっぱり総悟かよ………」



投げた枕を拾い上げる時





「………………」





目の前に髪の長い女が居た。




「ははは…………」




「オイ、A！！！
おぃいいいい！！！！！」



俺はそのまま枕を抱きしめながら
Aの部屋まで全力で走った。

お前は何も解っていない→←………悪いな

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