【銀魂】真選組には誰も知らない忍びが居る【沖田】

原因は土方さん ページ6

近藤さんと話をしていたら
誰かが来た。


私は急いで床に隠れた。
数秒するとふすまの開く音がした。



「あり？誰も居ねぇや」



その声の主は沖田さんだ。
沖田に気を付けろと言われていたが
嫌な予感的中だ。


沖田さんは私の顔を見たいらしい。
めんどくさい事に巻き込まれたというのが本音。


沖田さんの事だから
私の顔を見るまで探すのだろう。
まるで、鬼ごっこだ。


バレない様に様子を伺うと
沖田さんはまるで、新しいおもちゃを見つけた
子供みたいな目をしていた。






「オイ、八神。出てきやがれ」


微かに聞こえる沖田さんの声。
完全に私を指名していた。
ここに留まっていたら見つけに来るだろう。



私は床からここを離れた。
任務から帰って来て次の日はゆっくりしようと思ったが………


とりあえず、私は屯所から出た。
普通の格好をしていたら
隊員に会ったとしても解らない。



今は屯所よりも町の方が安全だ。
っていうか、何でこんな事をしなきゃいけないんだろう。






ゆっくり休む暇もない。



何が暫く休んでくれだ土方さん。
労ってくれるのはありがたいが
真逆の事をしてくれた土方さんをちょっと恨んだ。



今日は元々、買い物をして
楽しむ日だったんだと自分に言い聞かせた。

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