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何で ページ27






「またサボりに来てるんですか?」



「隠れ家にしちゃ丁度いいんでィ」


沖田さんは仕事をサボる時、私の部屋に来る。
ちょこちょこ来ては土方さんに呼び出しされたりして
フラっと帰っていく。



「仕事してくださいよ」



「そう言うお前は暇そうだな。
Aこそ仕事してねーじゃねぇか」



「私は仕事が入るまで待機なんですぅー」



私には非番というのが無い。
1ヶ月とか半年とか決められた期間ずっと休まず仕事する時もあれば
任務が入るまでは休みだったりする。



地方に行くこともあるし
ご飯は現地調達とかいうちょっとサバイバルな感じにもなる時もある。




「そういえばもうすぐですね」



「………………」



今回の任務にはあまり乗り気では無い沖田さんは
私の言葉を無視と言うよりは聞かなかった事のように流す。


仕事の前日はいつもなら
部屋で一人、作戦を考えたり
シュミレーションしたりするのだが
今日も沖田さんが部屋に来ている。



「ちょっと外に出ていきます」



「俺も行く」



いやいやいや、沖田さんが居るから一人になりたかったのに
一緒に行く気満々で立ち上がってしまったじゃないか。



「一緒に歩いていたら良くないですよ!!!」



「なら、変装すりゃいいじゃねぇか」



全くもって正論ではあるが
一人になりたかったのだ。



「はぁ…………先に出といてください」



「絶対来いよ」



沖田さんに何を言っても聞いてくれない事は既に解っていた。
もう、何度か見た
沖田さんが屋根から出ていく光景を見送って
自分も変装するために準備をする。



変装は仕事でもするから
私だと解らないくらいには出来る。
というか、正直言うと真選組の隊員に会ったとしても
私の存在すら知らないのだ。
もうどうでもいい感が出てきた。




沖田さんは何で付いてくるのだろうか。
何で私と一緒に居たいのだろうか。
私は変装をして沖田さんの待つ屯所の門へ
誰にも見つからない様にして行った。

素顔 (沖田side)→←本心か偽りか



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桃乃(プロフ) - こはく★さん» ありがとうございます!1度だけではなく、何度も読んでいただいているのが凄く嬉し思います!沖田推しではありませんが、書いて良かったと心の底から思いました。ありがとうございます! (2017年12月20日 4時) (レス) id: cb45921388 (このIDを非表示/違反報告)
こはく★ - めっちゃ、よかったです!何回も読んでます! (2017年12月11日 15時) (レス) id: 6129d12349 (このIDを非表示/違反報告)
桃乃(プロフ) - ドS娘さん» コメントありがとうございます。書きたい場面を性格に、文字にあらわすと言うことは難しいですね。まだ、出来ていないので、字を見るだけでそのシーンを思い描ける様になりたいと思います!頑張ります( ;∀;) (2017年6月15日 19時) (レス) id: cb45921388 (このIDを非表示/違反報告)
ドS娘 - めっさ文才ありますね〜! (2017年6月15日 17時) (レス) id: 8d85534e35 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まろ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年3月25日 0時

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