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朝5時はやっぱり早い ページ24







明け方、私は眠れなかった。
こんな事は珍しい。


最後に見た沖田さんの顔がずっと忘れられない。



(情が移ったのは私の方か…………)


何か言いたそうにしていた顔だったが
あえてその場から離れた。


別に、ケンカしたとかではないのに顔を会わせにくい。
いやいやいや、本来ならば顔を会わす事はあり得ない。




今までの日常に戻っただけだ。


何も心に引っ掛かる事なんてない。



少しだけ心をすっきりさせた私は重いまぶたを閉じた。








「どこにも行くな」



夢で誰かが私に話しかけている。



「そんな仕事は女のする事じゃねぇ」




そんな事ぐらい知っている。
私が一番知っている。



私に降りかかる言葉と同時に
私は息苦しさを感じた。



苦しい…………



誰か………………



そういえば、私には
誰も助けてくれる人なんて居なかったんだ。




「死ぬぅうう!!!」



パッと目が覚めた時、まだ息苦しさが残っていて…………



いや…………重い。




「って沖田さん!!!!」



「チッ…………起きちまったか……」




「人の上で何してるんですか!!」



沖田さんはどうやら
私を縛って仕事に行けなくしようとしたらしい。


「3日も縛られていたら私、飢え死にしますからね!!!」



「何でィ。餌ぐらいちゃんとやるつもりでィ」



真顔で言う沖田さんは本当にやるつもりなのだろう。
そういうところが怖いのだ。




「っていうか降りてくださいよ。重いです」



そう言うと沖田さんは素直に降りてくれた。
こんな素直なところもあるのか。
逆に怖い。





「そして今何時ですか?」



「5時」



朝早すぎィイイイ!!!!

肝心なのは沖田さんの気持ち→←そこに居たのは



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設定タグ:銀魂 , 沖田総悟
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桃乃(プロフ) - こはく★さん» ありがとうございます!1度だけではなく、何度も読んでいただいているのが凄く嬉し思います!沖田推しではありませんが、書いて良かったと心の底から思いました。ありがとうございます! (2017年12月20日 4時) (レス) id: cb45921388 (このIDを非表示/違反報告)
こはく★ - めっちゃ、よかったです!何回も読んでます! (2017年12月11日 15時) (レス) id: 6129d12349 (このIDを非表示/違反報告)
桃乃(プロフ) - ドS娘さん» コメントありがとうございます。書きたい場面を性格に、文字にあらわすと言うことは難しいですね。まだ、出来ていないので、字を見るだけでそのシーンを思い描ける様になりたいと思います!頑張ります( ;∀;) (2017年6月15日 19時) (レス) id: cb45921388 (このIDを非表示/違反報告)
ドS娘 - めっさ文才ありますね〜! (2017年6月15日 17時) (レス) id: 8d85534e35 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まろ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年3月25日 0時

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