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マヨネーズは犬の餌にはならない ページ14

プルルル





プルルルルル





「うるさいっ!!!」




さっきから私の携帯が鳴っている。
知らない番号からだが、
かけてきている主が誰か解っていた。
何故なら今、遠くから見張っているヤツが携帯片手に何回も電話しているからだ。




「もしもしっ!」



『お前、出るの遅すぎでィ』




「いや、もう電話しないでくださいよ」



『何でィ、つまんねぇや』




それより、今から遊びにいこうと言う沖田さん。
勤務中だと言うのに遊びに行きたいなんて
子供っぽい所もあるらしい。



「行きませんからね!!」



『じゃ、早く来いよ』




そう言って一方的に電話を切って
歩き出した。



行きたくないけど
沖田さんを観察する為に仕方ないと言い聞かせて
しぶしぶ付いていった。




沖田さんは屯所から出て
歩き出した。
鼻歌なんて歌いながら足取りがいつもより軽い気がした。



「あ、犬でィ」


パタパタと尻尾を振らせて
一匹の子犬が沖田さんの元へ走っていく。



「おーよしよし」


沖田さんは無表情ではあるものの、犬を撫でている。
犬って人の気持ちが解るとか言うが
もしかして犬になつかれた
沖田さんはいい人かもしれない。


「腹減ってやすか?」



そう言って懐からマヨネーズを出して



え?




いやいやいや!!
犬にマヨネーズはよろしくない!!
何やってんのあの人!!!





シュッ



「キャーン!!!」


私は急いで沖田さんが持っているマヨネーズにクナイを刺した。


犬はびっくりして逃げていったが
それが正解かもしれない。



沖田さんはマヨネーズを道に投げ捨てて
こっちの方を見た。



「何でィ。犬に餌をやろうとしたんじゃねぇか」


そう言ってまた歩き出した。

2つの選択肢→←最近の俺はおかしい (沖田side)



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桃乃(プロフ) - こはく★さん» ありがとうございます!1度だけではなく、何度も読んでいただいているのが凄く嬉し思います!沖田推しではありませんが、書いて良かったと心の底から思いました。ありがとうございます! (2017年12月20日 4時) (レス) id: cb45921388 (このIDを非表示/違反報告)
こはく★ - めっちゃ、よかったです!何回も読んでます! (2017年12月11日 15時) (レス) id: 6129d12349 (このIDを非表示/違反報告)
桃乃(プロフ) - ドS娘さん» コメントありがとうございます。書きたい場面を性格に、文字にあらわすと言うことは難しいですね。まだ、出来ていないので、字を見るだけでそのシーンを思い描ける様になりたいと思います!頑張ります( ;∀;) (2017年6月15日 19時) (レス) id: cb45921388 (このIDを非表示/違反報告)
ドS娘 - めっさ文才ありますね〜! (2017年6月15日 17時) (レス) id: 8d85534e35 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まろ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年3月25日 0時

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