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「本日の撮影終了でーす!」
「玉森さん、お疲れ様でした!」
スタッフの声で、はっと我に返る。
このめっちゃ寒い時期に
外でドラマの撮影だってのに
意識がどこか行ってた、やばいやばい。
「玉森さん、撮影終わりましたよ?」
「えっ、あぁ、はい、お疲れ様でした」
スタッフに声をかけられ、
ボーッとした頭のまま挨拶を返した。
今日は早く帰りたいなーなんて思いながら
キョロキョロと周りを見回して、
マネージャーがいないことに気づく。
「え、マネ、どこにもいないんだけど…」
トイレでも行ってんのかな…
そう思ってスマホを見ると案の定
トイレに行ってますとメッセージが来てた。
このまま外で待ってても良いんだけど、何にせよ寒い。12月に外で待つのはかなり厳しいかも…
なんか待ってられそうな場所ないかな…そう思いながら辺りを見回すと、反対車線の角にカフェらしきものが見えた。
「あそこでいいや」
俺は一刻も早く暖まりたかったから、
小走りでカフェに向かった。
てか、今日めっちゃカップル多くね…
いや、大学が近くにあるからそこの人たちかな、なんて頭でぼんやり考えながら。
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作者名:ももの木 | 作成日時:2020年2月7日 18時