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それからというもの、
俺は無我夢中で仕事に取り組んだ。
デビュー前後で仕事が山ほどあったから
ななこのことを忘れる…というか、
記憶の奥底にしまいこんでおくのは簡単だった。
もちろん、
それから彼女も何人かできた。
だけど、ある程度の期間が経つと、
毎度のこと上手くいかなくなって
別れるという過程を繰り返していた。
こうやって上手くいかないのは、
俺がななこのことが忘れられないからだと気づいてはいたけど…
ななこの香りや、
ななこの長い髪や、
ななこがよくつけてたリング状のピアスとか思い出して、
彼氏でもなかったくせに未練たらしくて
俺ってきもちわりーな、ストーカーかよ、
なんて思って、またななこを思い出して。
そんなことを数年繰り返していると、
忙しさからなのか理由はわからないが、
ななこは本当に記憶の奥底にしまいこまれていた。
あの時までは。
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作者名:ももの木 | 作成日時:2020年2月7日 18時