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2011/03/01
「たま〜お待たせ」
「ちょっと、お前、
何時間人待たせるつもりだよ…
って、その人、誰?」
「わり〜、あ、こいつはななこ!
この間話してた俺の友達だよ」
昨日、友達と軽いノリで
"明日呑み行こーぜ!"なんて話してて、
まあ、当然2人で行くものだと思ってた。
そしたら、遅れてきた友達と、
何故かもうひとり
知らない人もついてきてて、
これが俗に言う『友達の友達』か、と
俺は瞬時に把握した。
人見知りの俺からしたら、
こういう出逢いが一番対応に困るというか…
初対面で友達の友達と
何話せばいいんだよ…
って、普段なら思ってただろう。
「あ、よ、よろしく、俺玉森って言います」
先に俺から挨拶すると、
彼女…、ななこは笑って俺に挨拶を返した。
何て言うんだろ、
なんか…
初対面の人に対する緊張とか、
そういう感情が出てくる前に
彼女の何かに心を奪われた気がした。
「ななこ!こいつ人見知りなんだよ〜
まあ、気軽に『たま』って呼んでやって」
友達が俺の代わりに
ななことの仲を取り持ってくれてる間、
彼女に対する
違和感なのか、好感なのか…
自分でもよくわからない感情のせいで、
俺は彼女から目が離せなかった。
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作者名:ももの木 | 作成日時:2020年2月7日 18時