記憶の糸 ページ25
記憶の糸をたどっていく。
もう、何年になるんだろう･････。
･････。
知り合ったのは私が専門学生の頃。
彼は私のクラスの副担任だった。
私たちより３つしか変わらないのに
高校を卒業して田舎から出てきた私には
何だかすごい大人の男性に見えたのを覚えている。
はにかむようにして笑う笑顔が
とてつもなく可愛くて
そんな彼に恋心をいだくまでにそんな時間はかからなかった。
なんとなく、彼も私を気に入ってくれてるみたいだったし
ある日の放課後、一人で課題をこなしているとき
たまたま通りがかった先生と視線がぶつかる。
２人っきりの教室はすごく静かで
普通の声さえも響いて聞こえて
それだけでドキドキして
とうとう伝えた自分の想い。
受け入れるかのように口づけしてくれた先生。
その日から二人の秘密の恋愛が始まった。
私は誰にも言えなかったけど彼を愛していたし
彼も、きっと愛してくれていると思っていた。
卒業したら一緒のマンションに住んで
いずれ結婚だって本気で思ってた。
だけど、卒業式の日。
彼が口にしたのは別れの言葉。
これからは隠さなくていいと思ってたのに。
彼ね、実は結婚してたの。
今までは学校にだけ隠してればよかったけど
生徒じゃなくなった私はただの不倫相手でしかないから
奥さんにバレないようにさよなら告げられたんだよ。
ひどい話だよね･････。
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chiiiiiii(プロフ) - 麻貴さん» 麻貴様。 いつもありがとうございます。第二章続きでパスワード設定しておりましたが只今、全体に公開の設定に変更させていただきました。これからも宜しくお願いします。 (2015年2月14日 14時) (
レス) id: a66706f0ba (このIDを非表示/違反報告)
麻貴(プロフ) - 前作同様いつも楽しみに読ませて頂いております。パスワード教えて下さいー (2015年2月14日 14時) (レス) id: c2165dc4ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chiiiiii | 作成日時：2015年2月9日 23時
