推しとは繋がりませんっ！『浦島坂田船』

1話 ページ2

誰もが憧れるであろう、推しと繋がれる存在



「オキニ｣




まぁ、私は憧れはしないけど






なんせ、極度のコミュ障ですから？！





推しと繋がっても喋れないよね←




だから、私は推しと繋がるなんて夢のまた夢




そして、自分の中で絶対にしてはいけないというルールを作った。





まずは、彼らとの出会いから話そうか








あれは、今から2年前、2018年の夏のこと…






あ｢浦島…なんだって？｣




高校時代からの友人である、伊波沙耶(いなみさや)と久しぶりに再会し、お茶をしていた時のことだった。






沙｢浦島坂田船！ネットで活躍する最近話題のグループなんだよ？？｣




あ｢へー…、で、その、浦島坂田船？って人達がどうかしたの？｣





沙｢実は、Twitterで繋がってる子と一緒にライブに行く予定だったんだけど、その子が急遽来れなくなっちゃって。1枚余ってるからAも一緒にどうかな？と思って｣




あ｢えー？！無理だよ、だってその人達のこと知らないのに｣





沙｢お願い、本当にお願い！ライブまでに色々教えるから、ね？｣




あ｢そんなこと言われたって…｣




沙｢ライブ終わりAの好きなご飯奢るから｣



あ｢行きましょう()｣





こんな単純な調子で←おい
決まった初ライブ





なんだかんだ、家に帰り、赤いアプリで浦島坂田船と検索し…




あ(へー、色々な歌が上がってる)




その中で気になった、花鳥風月という曲を聞いてみることにした。

2話→←設定

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す