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貴方side
今日、96いるかな…
朝
いつも通り朝食を食べて、いつも通り大学へと急ぐ。
小森さんと一緒に家を出る。
大学に着くと、ザワザワと騒がしかった。
騒がしい方に行くと、人が掲示板に群がり
見えないほどだった。
「んだよ…この騒ぎ」
モブ「あ!神楽坂くーん!!おはよー!」
名前もわからない奴が声をかけてくる。
つか、君じゃねーし…
モブ「神楽坂くん
もう黒崎棗に近づかない方がいいよー?」
「は?どういうこと?」
女は俺によりいっそう体をくっつけて話す。
モブ「えー?あの掲示板まだ見てないのー?」
それを聞いた瞬間俺は女を振り払い、掲示板への人混みをかき分ける。
俺は…
見ても声が出なかった。
掲示板に貼っている紙には棗の写真が写っていて、
何やら、Tmitterのプロフィール欄がどでかく貼り出されていた。
内容は________
***
黒崎棗、現役JD♡最近欲求不満なぅ。。。誰か私の相手してくれる人ぼしゅーちゅう♡
***
そこには96のlimeのID、電話番号、メール。
在住先がこと細かく書かれていて…
俺は戸惑った。
96がこんな事する訳ないって分かっていても、
何故か、この時は信じられなかったんだ。
すると、誰かが叫んだ。
あ、黒崎棗だ!!!と…
全員の視線がそちらへと自然に向いていく。
視線の先には、久しぶりに見た棗の姿があった。
嬉しいのと同時に今どういう顔で会えばいいか分からなくなった。
すると棗は走って真っ直ぐ俺の方へと向かってきて、無言で俺にしがみつく。
96「…Aっ。ごめん!!!!
いきなり家出て行って!ごめんねえええ」
そう言ってより俺を抱きしめる96。
その感覚が妙に懐かしく感じて、抱きしめ返しては
うん。と一言だけ返す。
小「ちょ、ちょっと…!!
A…この子は………」
小森さんの言葉に我に返って顔を上げると、
皆からの軽蔑の眼差しと、
欲にまみれた視線を体で感じる。
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星夜 - 楽しみにしてます。待ってます! (2020年6月30日 22時) (レス) id: fc51e2690a (このIDを非表示/違反報告)
レイ - めっちゃ好きです!!待ってます! (2020年5月26日 23時) (レス) id: b02cb18db3 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ - 最高すぎてヤバいです...更新待ってます!! (2020年4月21日 23時) (レス) id: 2427861f00 (このIDを非表示/違反報告)
まー(プロフ) - 更新待ってます!頑張ってください!! (2020年2月19日 22時) (レス) id: a708105e4f (このIDを非表示/違反報告)
最新のトイレットペーパー - 再新頑張ってください!トイレットペーパーの名にかけて完結するまで見続けます! (2020年2月16日 14時) (レス) id: d2a57deb9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:佐渡ちゃんマン | 作成日時:2016年7月10日 13時