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孤独な数字は仲間がいっぱい ページ46
その日の夜。またあの出来事を考えていた。
明日には忘れないようにメモをとりたい。まとめたい。
「俺、死にかけだったんだよな…?
生きてて良かった…」
と、いいながら、退院はいつになるだろうと考えた。
あの体験をしたとき、俺は生死の狭間にいたのだろう。言うなれば“臨死体験”。
何故そんな体験をしたのか。できたのか、じっくり考えたかったが、眠気に勝てなかった。
…俺は生きてる。
あそこから脱出できた。
悪夢だと本気で思っていたあの時。絶対に脱出すると決心したあの時が随分過去のことに感じる。(実際事故から一週間以上経っているのだが。)
明日。一番乗りの奴に教えてやろう。
__俺はまた、明日を迎えられる。
そう思いながら目を閉じた。
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作者名:MOKKA | 作成日時:2023年8月9日 15時